04.5銘柄1期間の検証
何事も最初は見よう見まねということで、夕凪さんのやり方に従い検証してみます。まずはシンプルなところで、ひとつの期間の5銘柄の動きを見てみましょう。
・権利確定日の時期:2005年3月末
・銘柄
‐カゴメ
‐ワタミ
‐ANA
‐ゼンショー
‐オリエンタルランド
銘柄の選択基準は、株主優待情報サイトの上位から5つを選びました。これは、個人に人気のある銘柄ほど株主優待狙い買いの個人投資家が多く参入するので、その影響がでやすいという根拠に基づいたものです。
また、観察する期間のデータは、権利付き最終日の2ヶ月前くらいから優待目当てに買われる傾向があるとのことなので、単純に権利付き最終日の50日前から権利付き最終日の10日後までを使います。
そして、実際のグラフは下記のようになります。

40日前の株価を100%としてグラフを描きました。青い細いラインが個別銘柄、緑の太いラインが日経平均、赤の太いラインが5銘柄平均の株価推移です。この期間、日経平均が3.3%上昇しているのに対して、5銘柄の平均は8.1%上昇しているので、とりあえずベンチマークをアウトパフォームしています。
それをわかりやすくするために、指数と5銘柄平均の差分をとると、下記のようになります。

グラフの推移はまだまだ荒いですが、しっかりと突き詰めていけば可能性を感じさせそうな形状ですね。
余談ですが、それ以上に目に付くのが、権利付き最終日後の下落でしょう。これは、個別株のグラフを見ても、かなり顕著に傾向が出ています。この傾向も、うまく利用できれば面白そうですが、それは読者の皆さんにお任せします。