02.フィットネスランドスケープ
フィットネスランドスケープとは、種が進化の過程でいかに環境適用能力を高めるかを理解するための概念として考えられました。
イメージとしては、様々な高さの山や深さの谷が多数混在しており、高い山の頂上に行けば行くほど環境への適用能力が高く、深い谷に落ちれば落ちるほど環境への適用能力が低いこと示します。
ランドスケープの形状は、条件(安定期か混乱期かなど)によって変化しますが、ここでは一定としておきます。
タイガーウッズのランドスケープを例にとると、下図のようになります。

すなわち、@地道な改善の積み重ねで、Aあるレベルまでは到達するが行き詰まり、B一度ゴルフの戦場という環境において不適応になる(山を降りる)ことを経ることで、Cより高みに登ることができるということになります。
では、タイガーにならって、システムトレーダーとしてのフィットネスランドスケープを考えてみましょう。