09.外部環境変化への対応 | 改良(=パフォーマンス改悪)システムの運用

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09.外部環境変化への対応

前述の外部環境の変化に対して、私なりの対策としはシンプルに2点。それはバックアップシステムの構築と心理的負荷に対する耐性の強化です。

 

前者はこれから取り掛かるところですが、選択肢としては銘柄を変えるか時間軸を変えるか、あるいは両方変えるかということになるでしょうか。

 

寄り引けにかたくなにこだわってきた私にとっては、それらはほぼ未知数ですし、本質を突いたシステムを構築するには結構な時間がかかると思われます。

 

したがって、バックアップシステムとしては、究極を求めるということはいったん棚上げにし、当座は1年で利益になればいいというレベルのものを目標にします。

 

1年というスパンで利益を出すというレベルのシステムであれば、帰納的アプローチのみでも十分構築できますので、余力があれば複数用意しておくことも可能でしょう。

 

そして、そういった山あり谷ありの荒いシステムを運用するためには、いかなるシステムでも運用可能な心体が絶対に必要になります。

 

前回までに書きましたが、乗るべき車体はいくらでも用意できます。しかし、乗り込む自分自身は替えがききませんので、できるだけ負荷の高い環境に常時おいておくことが求められます。

 

さらに、何が起こってもいつでも別のシステムに乗り換えられるという状態にあれば、現状の225先物システムの運用にも良い影響をもたらすでしょう。

 

“寄り付きが1本値でなくなったらどうしよう”という不安を抱えていれば、長期的な展望にたった資産運用は難しいと思います。そういうことにおびえることは非生産的な思考なので、常に様々なシナリオを想定して、それに対処する思考と方法を備えておくことが大切なのです。

 

この世は諸行無常こそが常。その無常の常に能動的に身をゆだねることができれば、穏やかな気持ちでシストレライフを満喫できるのではないでしょうか。

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