06.楽しく予測(おまけ) | 心理的効用最大化のためのボラティリティコントロール

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06.楽しく予測(おまけ)

ギャンブルの楽しみの大きな要素として、“予測する”ことが挙げられます。自分なりのオリジナルのロジックを組み立て、それが当たった(ような気がする)ときはとても興奮するものです。

 

オリジナリティを出すには大きくふたつのやり方があり、ひとつはデータの解釈のオリジナリティ、もうひとつは入手するデータそのものがオリジナルである場合です。今回も競馬を例に出して、私のやり方を披露しましょう。

 

まず前者ですが、この場合はオーソドックスに競馬新聞の馬柱を使います。

 

とある漫画にヒントを得たのですが、人気薄の逃げ馬に着目します。おそらく前走までの着順は芳しくないと思いますが、各コーナーごとの着順を見てみましょう。このとき、@@@ときて負けているのであれば力負けしているので対象からはずします。

 

しかし、FEGのようになっている場合にはそもそも逃げ足の脚質を活かせていないわけですから、今回のレースでうまくはまれば面白い馬といえます。

 

そして、馬体重が+20など、ざまざまなパラメータが今までと大きく異なるならばもっと面白くなります。なぜなら、今までが本来の馬体重ではなく力を出せていなかったかもしれないという期待も高まるからです。

 

ここでも、ある意味ボラティリティの高い馬をいかに探すかがポイントとなります。

 

次に後者ですが、私はパドックでそのデータを入手します。普通パドックでは、馬の毛並み、入れ込み具合、踏み込みはしっかりしているか、などを見る人がほとんどだと思います。

 

しかし、それではオリジナリティがないので、私は“ヒヅメ”を注視します。

 

これもどこぞの人から伝え聞いた話なのですが、本気でレースに勝つために調教している場合には、馬の手入れがしっかり行き届くらしいのです。毛並みではわかりづらいのですが、ヒヅメの場合は手入れの良し悪しがわかりやすく、きれいなヒヅメをしている場合には、このレースで陣営が勝ちに来ていると予想するのです。(そうでない場合には、上位クラスに上がりたくないなどの理由でほどほどの仕上げにしていると考えます。)

 

パドックで周りを見渡しながら、“こういう視点で馬を見ている人はいないんだろうなぁ”というちょっとした優越感に浸りながら、楽しみの要素を積み上げていくのです。

 

みなさんも競馬場へ行く際には是非おためしあれ。

 

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