土を耕すトレーダーはどうだろうか?現実を凌駕する妄想の実現に向けて


心の衝動に身を任せるのは至難の業だとつくづく思う。

こういう風に生きたいと思う次の瞬間、不確実性の恐怖が襲ってくる。


本当に動きべき時には、自分からというより身の回りの環境から変化していくことが多い。

今の組織に居場所がなくなってくる、身近な仲間との距離感が出てくる、情緒や体調が不安定になってくるなど。

「変化しろ」というシグナルがここかしこから聞こえるようになる。


会社組織を動かす仕事は面白いかなと思って飛び込んでみたものの、違和感の連続ばかり。

一度も楽しいと思ったこともなく、ただ目先の仕事のパフォーマンスを上げていくことに追われる日々だ。


そんなとき、前職の代表から仕事の依頼が来た。

新規事業を軌道に乗せる手伝いをしてほしいと。

上場企業の代表から直接facebookで頼みごとをされる。

良いご縁を頂けているなと思うと同時に、「変化のとき」を知らせるシグナルなのかとも。


それ以外にも、トレード仲間からの誘いが急に増えたり、背中から首にかけて体験したことのない痛みに合わせためまいが起こったり、FXの手法の確立の道筋が見えたり。

明らかに変化のときを知らせているようだ。


思いを形にするとき、最初に行うことは何か?

お金を集めることか、計画を練ることか、成功者に会いに行くことか。


自分は過去の経験や充実した生き方をしている方を見るにつけ、それは妄想なのだと確信している。

まずはあるべき自分、実現したい世界を妄想する。

常に妄想し続ける。


すると、その妄想に合わせた人、モノ、カネなど、素材が自分の周りに集まってくる。

あるいは、いままで見えていなかった素材が見えるようになる。


先日、子供の幼稚園の夏祭りの道すがら、きれいに整備された畑を目にした。

畑、、、。


トレードという資本主義の終着点のような仕事と、土いじりという人類の文明の始まりの仕事。

この両極端を同時に実現すると面白そうだな。


都内からちょっと外れたところに一軒家を借り、トレードルームに改修しよう。

近隣に畑を借りて、朝は畑仕事をして、収穫した食材でメンバーと昼食を作る。

泥だらけの体を洗い流すシャワールームも充実させよう。


食事のあとは瞑想ルームで15分の瞑想を行う。

欧州時間前の14:00~15:00に前日の振り返りを実施し当日のシナリオを綿密に描く。

欧州時間とNY時間の15:00~25:00くらいまでが業務時間だが、トレードスタイルに合わせていつ帰宅してもよい。

トレードを充足した生き方の結果として表現されるように。


9:00-11:00 畑仕事(雨天決行!)、シャワー
11:00-12:00 食事の支度
12:00-13:00 食事
13:00-14:00 休憩、瞑想タイム
14:00-15:00 前日の振り返りと当日のトレードシナリオの検討
15:00-25:00 トレーディング(シナリオ通りのトレードができればいつ帰宅しても可)

タイムスケジュールはこんな感じだろうか。


あとは、収益の1%を社会の効用を最大化する何かに使う。

たとえば、こども食堂への寄付という形から始めてもいいだろう。

我々は期待値にベットする職業なので、社会の効用が最大化するお金の使い方を徹底的に模索していこう。


最初のメンバーは、自分と専任トレーダーで3人、経理・法務・バックオフィスが1人、開発が1人でスタートしよう。

ただし、初期メンバーは全員トレーダーで固めたく、他の業務と兼務でトレード技術を磨いてもらう。


その後のプランとしては、本来の能力が発揮できずにくすぶっている人たちにも1日体験で来てもらい、こんな生き方もあるのだよという気づきを提供できるといい。

一緒に土をいじり、うまい食材とお酒でこうありたいという妄想を語り合い、トレードへの向かい方、手法なども伝授していく。

場合によっては継続的に来てもらい、コーチングできると尚いいだろう。


といった感じで、まずは妄想の精度を極限まで高める。

現実を凌駕した妄想に達したとき、その妄想が現実になる。


残りの人生もそう長くはない。

死ぬ間際に後悔なきよう、心の内にある思いを妄想に、そして現実に。


さあ、変化の胎動を感じている今、動き出そう。