40歳コミュ障専業ネオニートのリアル(4):学歴フィルターによる人材登用戦略

株の需給指標

勝利の方程式が崩れ、自信喪失の中で迎えた本命企業の一次面接。

打開策が見いだせない以上、今までのやり方を踏襲し、さらに熱を込めて自らの価値を訴えかけるしか方法はない。

そう思って面接に挑む。


ここで少し横道に逸れ、書くことを躊躇する内容だが、リアルを知ってもらうためにあえて書く。


この企業、ゲーム業界の中でもエリート社員揃いで有名である。

なぜエリートが集うかというと、理由は簡単で、強烈な学歴フィルターをかけているからである。


基本的にこの企業は、目を見張るような実績でもない限り、旧帝早慶に準ずる人間しか相手にしない。

事実、この企業のHPに掲載されている社員紹介では、半数以上が東大出身である。


学歴のある人間には、採用に到るまでに平均的に相当な投資が行われているわけで、そのデフォルトで備わっている大きな資本を使って大きな利益を生み出す、という思想は極めて合理的である。


創業社長そのものがエリート中のエリートなので、その原理を実地で感じていたのだと思う。

メディアで見せる朗らかな笑顔の裏で、常に冷徹なビジネス戦略を組み立てて来たがゆえに、一代で大企業に比肩する収益性を備えた会社を作り上げられたのだ。


熱意と努力だけではどうしようもない壁が世の中には厳然として存在する。

まずはその事実を理解することが、分厚い壁を破壊する第一歩となる。

ここで世を恨み自らの過去を恨めば、本当にすべてが終わる。

破壊不能に思える壁を前にしたとき、どのように思考し、いかなる選択をするか。

案外そんな絶望的なときこそ、自らが進むべき道が見えてくるチャンスなのだがな。


さて、そんな企業に、連戦連敗中の絶望のみを胸に秘めたそのときの自分が通用する可能性はほぼゼロに近いが、当たって砕ける以外に策はない。

さあ、結果やいかに!


(え?、興味ない?早くラクして大儲けできるシステムの話をしろ?・・・まあまあ、そう言わずに。今後意外と儲けの本質に迫る話が出てくるかもよ!)