40歳コミュ障専業ネオニートのリアル(1):新天地を求めて始動の巻

10月下旬から開始した、想像以上にしんどかった活動に一区切りが付いた。

ブログでもちょいちょい書いていた別活動とは、お察しの通り再就職活動である。


40歳過ぎのネオニートが社会に復帰することは現実的に可能なのか?

これから専業を目指す人、専業で行き詰まりを感じている人にも参考になると思うので、儲かるトレードシステムとは一切関係ないが、その一部始終をシリーズで書いていこうと思う。


さて、最初の動機は、男として最も脂ののる40代、家に引きこもってトレードをやり続けるイメージがどうしても持てなかったこと。

トレードのみを突き詰める先に、“本当によい人生だった”と思える終末を迎えられるとはどうしても思えなかった。


子供が出来たのも大きい。

将来物心ついたとき、この子が誇りに思える男でありたいと思った。


選択肢はいろいろあったが、自分の思想を体現するような組織運営をしたいと思ったとき、起業よりも、今現在ビジネスが回っている組織に属した方が早いと判断。


また、今の裸の自分がどれだけの市場価値があるのかを試すため、既存の人脈は一切使わず、“このおっさん誰や?ええ歳して何しに来たんや?”からのスタートを選択。


善は急げ、早速転職エージェントに登録する。

自分には趣味が転職くらいの過去実績があるため、基本的な手続きはサクサク進められた。


コツとしては、3社から5社の大小交えたエージェントに登録すること。

最大手だけに登録しておけばすべての求人にアプローチできると思われがちだが、実は最大手がカバーしている求人は半数にも満たないというのが実感。

リクルート株

また、最大手はルーチン作業で仕事をしてくるため、担当がずぼらだとまともな求人を提案してこない。

ここで少ない求人から選択するとなると、ただでさえ力関係の弱い状態なのに、後々気持ち的にさらに追い込まれる事態にもなりかねないのだ。

需給バランスを少しでも有利に持っていく、トレードで学んだ知恵である。


で、ひたすらエージェントの元に足を運び、いろんな求人の提案を受ける。

提案といっても、職務経歴書を企業に送ることが基本なので、面接が確約されているわけではない。


彼ら曰く、一般的には書類通過率は20%前後らしい。

つまり、10社応募すると、8社は会ってさえもらえない。

中には辛辣な落選コメントを書いてくる企業もあるので、転職初心者は連日送られてくる自己否定メールの嵐で結構へこむことだろう。


自分の場合は体感で35%くらいの通過率だったので、平均よりは高かったが、それでも6割強の企業にハブられるのは、決していい気分はしないものだ。


それでも、この段階では何の不安もなく、むしろ絶対の自信があった。

なぜなら、前回の転職活動では3社面接3社内定のパーフェクト、1ヶ月もかからずに活動を終えていたからだ。


書類さえ通過できれば、あとは必殺の人心掌握ロジカルトークを駆使してどこでも選び放題!

この思い上がりが後々の悶絶の苦しみをもたらそうとは、このとき考えもしていなかったのだった・・・。