値板を持ち歩く:温故知新で自分とのディープな対話を楽しむ日々

林輝太郎流では、値板を常に持ち歩く流儀がある。

自分の今のポジションが書かれてあるカードを値板と呼び、常に最新のポジションがそこに書かれてあるという。


かつては何の意味があるのかを深く考えずスルーしていた先人の所作に意味を見いだすのは面白い。

察するに、相場を常に自分の内側に引き込み、変動感覚を研ぎ澄ます役割を果たしているのではないか。


先日購入した投資系情報商材でも、自分がトレードしている銘柄のチャートを、時間があればiPadで常に眺めて“あーでもない、こーでもない”と考えるトレーニングが紹介されていた。

こちらも自分の銘柄を自分の内側に引き込む目的なのだろうと、動画を見ながら考えた。


早速取り入れようと、自分のポジション比率とヘッジ比率、およびヘッジのNT比率を書き込み、カンピュータ指標とそれに付随する指標をEvernoteに貼り付けた。

値板と林輝太郎

それを、空き時間があればiPhoneで眺めて“あーでもない、こーでもない”と考えてみる。

思いついたアイデアや気づきを、その場でそのノートに箇条書きで書いて、後日見返すことにする。


まだ始めたばかりなので何とも言えないが、続けていれば自分の感覚と保有ポジションおよび相場の流れがシンクロするのかもしれない。


今は雑多な外部の情報を吸収するより、自分との対話を深めていく時期。

自分も理解していない自分を発見できる値板の取り組みを存分に楽しもう。