機械的な執行の貫徹:多銘柄に少額ずつ仕掛けてポートフォリオを組成するメリット

今ポートフォリオに入っている銘柄は、10~20銘柄にのぼる。

ウオッチしている銘柄数は70を超え、毎日ぬか床をかき回すようにメンテナンスしながら入れ替えている。

ルールは完全に固まったので、銘柄入れ替えのオペレーションは感情抜きに執行している。


多くの銘柄を同時に仕掛けるメリットは、この完全なる機械的執行が心理的に容易な点だと最近気がついた。


林輝太郎流に1銘柄に絞り込むと、自己関与が強くなりすぎて、無駄に仕掛けたり、損切りを躊躇したりする。

その点、多銘柄に少額で分散すると、定められたルール通りにサポートを切ったら翌日寄り付きでぶん投げるオペレーションに躊躇がなくなる。


結果、ブレイク後に元気のよい銘柄だけがポートフォリオに残るため、銘柄リストを眺めていても、やっていることの合理性を実感できる。

“稲を育て雑草を刈り取る”を忠実に実行に移している感触。


逆に元気のなくなった銘柄は、シナリオが走っている間は待機リストにまとめて観察を続ける。

ブレイクだまし銘柄

その後の経過を眺めると、やはりそのまま死んでいく銘柄が多い。

たまに息を吹き返して高値を抜いてきたら、再度ブレイクリストに入れ替える。


自分のトレードには、かつての派手さはなくなったが、その分意識を自分の人間としての洗練に向けることができる。

そんな中で、見知らぬ自分に気づく日々に充実感を感じ始めた。

自分なりのトレードとの向き合い方、少し見えてきたかも。