負ける要素の整理とその対策:まずは心身の洗練を最優先に取り組む

トレーディングエッジ入門 ボー・ヨーダー

昨日の記事から自分の負ける要素を整理し、対策を考えてみる。

ま、現在は負けるというより利益の取りこぼしや無駄な損失によるパフォーマンス低下の意味合いが大きいので、その対策ということで。


一番はなんといっても自己規律がときおり緩むことだろう。

一定のリズムで一定のルーチンを日々こなしていく。

その所作の精度をどうやって上げていくか。


以前の記事にも書いたように、まずは雑音となる情報を遮断して環境から変えていく。

証券会社のアプリ、株価関連のブックマーク、ツイッター、損益や相場見通しを書いてあるブログ、日経新聞、テクニカル指標、日中足グラフ、業種別騰落グラフなどを遮断。

列挙すると意外といろんなものを見ていたものだ。


雑音というと語弊があるが、要するに今の自分のトレードスタイルにおける必須の判断材料とならない情報を指している。

“見ておいた方がよい”というレベルのものは思い切って断捨離。

これで説明力の高いインプットデータのみを脳に放り込めると共に、時間の経過によって判断のための脳内関数も洗練されていくだろう。


その脳内関数を洗練させ、判断の質を向上させるには心身共に洗練させなければならない。


心に関しては今、呼吸法によって過去のネガティブな記憶の再生による脊髄反射を制御する取り組みを始めた。

ネガティブな記憶が再生され始めたら即呼吸に集中する。

意識をより呼吸に向けるために、マントラも活用してみる。


まだなんとも言えない感触だが、偉いお坊さんが言っていたことなので、まずは信じてしばらく続けてみよう。


これに類して、人との関わり方にも意識を向けてみる。

目先はきつい状況が続くが、逆にそのきつい状況を洗練されたトレーダーになるための良質な素材と考えてみる。


トレードを通じた関わり合いでは、道理をわきまえないような人が自然と近寄ってこないような仕組みを作っている。


だが、こちらからジャンルの全く違う初見の人達との関わりを持つと、普通に非礼な人たちがいるものだ。

当然イラッとするわけだが、そのイラッとした瞬間はある意味最高のトレーニングのチャンス。


この負の感情を呼吸によってコントロールできたなら、当たり前にネガティブ反応が顔に出る一般のトレーダーに対して優位に立てる!

もちろんそう簡単ではないけれど、あるべきトレーダー像を意識して頑張ってみよう。


体の方は、最近滞り気味のダイエットになるだろう。

HITP第二期開催ターゲットで目標を立てようと思っていたところ、当面開催見送りとなったため、つい気持ちが緩んでいる。

子供が出来て生活のリズムも崩れがちなので、なかなか食のルーチン化も困難だ。


とはいえ、それはいいわけに過ぎないので、再度1日1食からスタートさせよう。

食欲という人間の強烈な本能に抗しきれたなら、相当なエッジになるのは目に見えているので、洗練されたトレーダーをイメージしながら継続したい。


その他、哲学的な思考を身につけたり、受け手の気持ちを理解したり、気づき力をアップしたり、所作やたたずまいに気をつけたり。

などなどあるが、年内は情報遮断と呼吸法、ダイエットをメインで。


初心者が“トレードで勝つことと何の関係があるんだ?”と思う、それでいて究極的な部分に意識を向けられるようになっただけでも、天衣無縫トレーダーの登竜門までは来ているのだろう。

そう思い込んで、今日一日の質をしっかり上げて生きる!