個別株でヘッジをかける取り組み:自分スタイルの確立は期待値だけでは測れない

トレード仲間とのコミュニケーション

今日は実験的に個別株でヘッジをかけてみた。

売り有利な銘柄を複数仕掛ける、いわゆるロングショートの形。


結果的には股割きにあった。

理屈からいえば日経やTOPIXでヘッジをかけるよりも収益機会が増えるはずだが、コントロールすべき銘柄数も2倍に増える。

日々のオペレーションとの兼ね合いも考えながら慎重に判断する必要があるだろう。


個別株でヘッジをかける利点は、収益以外にもある。

買い持ちしている銘柄と業種や市場、規模を合わせることで、アルファをよりクリアに抽出できる。

銘柄個別にケアしていけば、結果的にペアトレードを複数仕掛ける形となるだろう。


いいことずくめのようだが、それだけの運用の負荷を許容する価値があるかどうか。

取り組みの優先順位として今、本当にそこが最優先だろうか。


コントロールすべき個別要素が増えれば、その掛け算で意識すべき要素は増えていく。

そのことによって、たとえば相場観が鈍るとするなら、手間の割に期待値がたいして変わらないということにもなりかねない。


目先は自分の型を固め、しっかりとした収益を得るフェーズなので、手法の拡張には慎重になった方がいいかもしれない。

こんな試行錯誤がこれからも永遠に続いていく・・・。