マイポートフォリオ内リターンリバーサル戦略:利益重視の10月でも創意工夫は継続する

東証一部指定検証

株価水準をいろんな角度から相対化して評価することを心がけるようにしている。


まず基本となるのが、インデックスとマイポートフォリオとの相対化。

今の自分のポートフォリオは、インデックスの動きに対してどの程度キャッチアップできているのかを日々評価して観察する。


これができると、先日から書いているように、自分のポートフォリオがインデックスに時間差でキャッチアップすることがわかるので、より有利なポジションマネジメントが可能となる。


すなわち、インデックスが急激に上昇した時には出遅れるので、しっかり仕込み、踊り場に来た時にリターンリバーサルでポートフォリオが急上昇するのを見計らってポジションを落とす。


逆にこのリターンリバーサル効果を利用するために、売買候補リストに組み込むユニバースを意識する。

つまり、インデックスとの時間差が生じるように、TOPIX Core30、Large70、Mid400、日経平均採用銘柄などをあえて外したりウェイトを下げたりする。

今は資金が大きくないので、この方がボラティリティの大きさも手伝ってパフォーマンスがよくなるのだ。


先日自分のポートフォリオを観察していて思いついたアイデアが、マイポートフォリオ内リターンリバーサル戦略。

自分のポートフォリオ内の銘柄でも、インデックスとの連動性に当然差がある。


この性質を逆に利用して、インデックスが上昇したタイミングで、ポートフォリオ内でより出遅れている銘柄を厚く仕込んでみるのだ。


もちろん、各銘柄が依拠している優位性が異なるので、同列で評価していいのかという疑念はつきまとう。

チャートの形状なども判断材料に入れると、そこまで大胆にはなれないものだ。


しかし、これを自分の技とできれば、誰にもまねのできない自分固有の圧倒的優位性となるはず。


利益を確実に取りに行く堅実路線の10月でも、ちょっとした気づきと工夫は忘れないようにしたい。