迷ったときに帰るべき場所を持て:師匠の言葉を再度噛みしめ、即実行に移す

今日からリハビリのためにポジション量をかなり落としたイベントスイング、レスポンスデイトレ共にしっかりと利益が出た。


ポジション量は激減したのに、1銘柄あたりの利益額は当時の平均値と変わらないという・・・。

これまで気持ちが増長し、期待値の薄いベットを繰り返していた証左だろう。


ポジション量を減らしたことで、客観的に状況を把握できるようになったと思う。

自分の主観的な恐怖や不安ではなく、相場が発する客観的な優位性の程度を感じられるので、“ここでポジションを積み増せば利益に厚みが出るな”とか“下値は固そうなのでいったん利確が妥当かな”などがクリアに見えてくる。


まあ、まずはリズムを取り戻すことが先決なので、来週いっぱいはポジション量を落として明らかに有利なエッジに満遍なくベットしていこう。

考えるべきポイントを最小限に抑え、試行回数を多く取って勝率を重視する。


まず、イベントスイングは週末をかけて銘柄をしっかり調査する。

1.イベント銘柄の洗い出し
2.マルチファクターモデルによるスクリーニング
3.チャートリーディングによるテクニカル的な優位性評価
4.シナリオ構築による需給エッジの重層化


上記で厳選したイベント銘柄を、高値抜け打診買い、押し目積み増し、サポート切りでポジション解消を基本として、かなりの程度機械的にマネジメントしていく。

これをポートフォリオで監理し、ダブルインバースで売買代金の半分をヘッジする形で構える。

相場感によってヘッジの量をコントロールする技は心理的負荷なくやれるので、エッジ強化と狂った相場感を取り戻すために組み入れていこう。


逆にレスポンストレードは調査を簡易的に行って、多数の候補銘柄を選び出す。

こちらの銘柄は1日使い捨てなので、あまり時間を掛けて調査しても費用対効果が薄い。

それよりも、我が超高性能ニュースシステムを活用した目険でエッジが感じられる銘柄に対して、広く厳しめの指し値で仕掛ける。


よって、仕掛け銘柄の2/3程度は空振り前提。

6銘柄仕掛け、2銘柄約定くらいのイメージ。


また、目先はレスポンストレードの中でも最も簡単で基本となる、エアリリース(情報消化済み)&イナゴ飛びつきギャップアップの売りだけに集中する。

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このスタイルだとギャップアップすればするほど有利になるため、テクニカルポイントで指し値を薄く多段階的に仕掛ければよく、心理マネジメントが容易なのだ。

約定したら、浅めのテクニカルポイントで決済し、勝率を取りに行く。


イベントスイングが常にデルタロングに傾いているので、レスポンストレードの仕掛けが結果的に日中のベータを殺す役割を果たすのも心の平穏をもたらす。


「迷ったときに帰るべき場所を持て」

かつて師匠から教わった教訓である。


今のように迷ったらとにかく半自動的に勝ちを積み上げられる場所に戻る。

読者も今の相場つきで感覚が狂ってしまったのなら、帰るべき場所に立ち戻ってみることをオススメする。


現役スクール生は今、その帰るべき場所を日々のアウトプットによって確立している最中。

気持ちが弱っている生徒もいるようだが、12名の仲間で確立した帰るべき場所は、一生涯にわたる道しるべになるはず。


迷っている今だからこそ、かつては見えなかった基本の大切さに気づけるだろう。

そう考えれば、暗闇で迷うことも決して回り道ではないぞ。