日経平均新規採用銘柄「2432DeNA」:リーサルウェポン「マリオガチャソシャゲ」炸裂か?

9月4日の引け後、日経平均採用銘柄と除外銘柄が発表された。


事前予想では「8803平和不動産」除外、「933NTT都市開発」採用が固いところで、「3110日東紡績」除外、「4755楽天」採用あたりが対抗といった下馬評だった。

ふたを開けてみれば、「2432DeNA」と「1808長谷工コーポレーション」が採用、「8803平和不動産」と「3110日東紡績」が除外となった。


除外は順当だったが、採用はやや意外性の高い銘柄が並んだ。

特にDeNAは、このソシャゲ逆風の最中だけに、採用予想仮需が乗っていなかった分、本日は力強く株価が上昇した。


他の銘柄の調査に時間を取られていて、イベントトレード銘柄は最近ご無沙汰気味。

だが、年に一度のお祭りなので、どこかで乗っかってみたいところ。


なんといってもDeNAはマリオガチャソシャゲというリーサルウエポンを抱えている。

任天堂が子供達に夢と希望を与える企業から、中年ターゲットの重課金中毒者製造メーカーへと変貌を遂げたことで、株主の期待が一気に高まった。


「ファイヤーエムブレムif」でのえげつない課金方法が一時期話題となったが、これも重課金ビジネスへの布石と実験を兼ねているというのがもっぱらの評価。


実際、この相場つきと右肩下がりの業績続きながら、任天堂との提携発表前株価1407円まで、まだまだ値幅が残っている。

2432DeNA日足チャート

この厚みのある値幅は、マリオガチャソシャゲのリリースを一日千秋の思いで握っている仮需によるものだろう。


その他の細かいシナリオを精査し再度組み直して、どこまでポジティブインパクトがあるのかを見極めたいところ。

チャートだけだととても買える形にはなっていないので、タイミングはシビア。

さて、読者のみなさんは、今後の株価の流れをどう読むかな?