狂騒相場にナンピン買い下がり鬼ホールドで挑む:自分らしい踊りを踊る意義

数年に一度経験できるかどうかのダイナミックな1日だった。

日経暴落

久しぶりに深夜のダウや日経CMEを眺めて翌日の戦略を練った。


結論はポジティブシナリオが走っている個別銘柄のアルファを重ね掛けしてのベータロングプレイ。

つまり日経反発と読み、逆張りの買いで攻めようと考えた。

一応レスポンストレード向きの銘柄が1つ入っていたが、8割方日経の反発にベットするポジション。


ポジティブシナリオ銘柄リストから強い銘柄を選定し、寄り付き前に細かく買い下がる形で指し値を入れる。

気配を見ながら指し値を微調整し、寄り付きでは1/5くらいが約定し、下落局面でポジションが膨らむように設定。


後から見れば首尾良くポジションを作れた格好だが、この局面で寄り付きからスルスル落ちていく様子を眺めるのは相当な胆力が必要だった。

結果的には寄り付き30分くらいで下げ止まって怒濤の上昇が始まる。


一時は1日で月間ノルマを達成するほどの利益が乗ったが、後場からの急落に比例して利益もシュリンクしていった。


結果的には1日の平均的な利益を得て終わったので、お金をもらって経験を買った形だと自分を納得させる。


ツイッターやブログを見てみると、この暴落相場を好機と捉えて果敢に攻めているトレーダーが少なからず存在した。

通常はシステムに従って安定的に利益を得ているシステムトレーダーが、今年の利益をすべて賭けて勝負したとも。


ノルマを超えた利益をオールインする賭け方は五月氏の書籍に書かれてあり、自分も本日そのように振る舞ってみた。

賛否両論あるとは思うが、たまには市場の狂騒に身を委ね、自分なりの踊りを踊ってみるのもありだと思う。


もちろん最大損失の想定や合理性のある戦略は最低限必要である。

だが、最後は自分の読みと心中できるかどうか、その一点に集約される。


自分の読みにベット出来ない人間は常に他人の読みにベットさせられ、それでいて結果責任を他人に押しつけようとする。

彼らは一生に一度も“自分”を表現せず、“仮”を演じたまま終末期を迎えるのだろう。

つまらんよね、そんな意思決定のあり方はさ。