人間の強みを活かす並列分散処理(1):直前でデルタをショートに傾け急落を回避

昨日、なんとなく嫌な感じがしたので、本来持ち越すべき大半のロングポジションを閉じ、ショートポジションをやや厚めにしてオーバーナイトした。

日経平均急落

結果的に損失を回避でき、トータルパフォーマンスの引き上げに成功した。


かつての自分であれば、明確な根拠がなければ判断を下さなかった(下せなかった)し、行動も起こさなかっただろう。

ここでいう明確な根拠とは、完全に言語化でき、誰が見ても同じ解釈、同じ判断になるものを指す。


今回の例では、たとえば下記のような表現になるだろう。

・指数の終値が25日移動平均以下になった
・直近の最重要サポート○○円を割り込んだ
・騰落レシオが○○%以上になった
・投資主体別売買動向における外国人が売り越しに転じた


だが、クリアな言語化は、判断までのプロセスを強制的に直列にしてしまう。

人間はある瞬間には1つの言語解釈しか出来ないため、A→B→CゆえにDといった、とても窮屈で制約された思考に陥るのだ。


こういったインタプリタな処理は、まさしく機械の独壇場の領域だ。

事実、有料の検証ツールを使ったトレードシステムは、言語表現のモジュールを直列に繋いで作成される。


人間の強みは未来を想像し創造しうる並列分散処理能力である。

ならばその強みを存分に活かす方法を採用すべき。

その方法は明日。