株価の挙動から実需を引くと仮需になる:未来のシナリオの演者はどちらなのか

株式トレードのためのニュースシステム

未来のシナリオを明示的に意識するフォーマットを使い始めて1週間強。

シナリオが立体化していくのと同時に、実需と仮需の挙動がクリアに分離されて認識できるような感触を得ている。


レスポンストレードは、サプライズニュースに脊髄反射する仮需に逆張って利益を得る手法である。

レスポンス要素がもたらす刺激が強ければ強いほど、株価は理論株価から大きく乖離するため、取れる利幅もまた大きくなる。


株価の挙動は実需と仮需に分離できる。

したがって、仮需の理解は直接的に実需の理解を意味する。


今までは“今日仮需がどの程度脊髄反射するか”のみに焦点を当てていた。

過去から現在までの情報の消化具合と、当日仮需が受ける刺激の強度を推し量ることで、仮需のすべてが手に取るようにわかる、と思っていた。


しかし、それだけだと手詰まり感を感じたため、未来のシナリオを意識的に組み立ててみた次第。

決算シナリオであれば、向こう3ヶ月のイメージをクリアにしていく作業となる。


作業を続けていて気づいたのは、未来のシナリオの演者は実需であるということだ。


仮需はボラティリティを、実需はトレンドを作る。

すなわち、未来のシナリオとは未来のトレンドを意味するのだ。


よって、株価の挙動から実需が作り出すトレンドを引けば、仮需がよりクリアに抽出できるようになる、というわけ。


いづれ運用資金が大きくなれば、仮需を狩るだけでは資金を持て余してしまうだろう。

また、仮需が元気をなくした凪のような相場の時代が来れば、狩るべき仮需自体がいなくなる。


そういった将来を見据えると、未来のシナリオを描く、すなわちトレンド判定のスキルを同時並行で身につけられる今の取り組みは一石二鳥といえる。


日々筋肉質な気付きを得、それを実践によって血肉とし、結果己の成長を実感出来る。

こんな充実した毎日が楽しくて仕方ない!