マンションディベロッパー「3271THEグローバル社」の業績予想下方修正の真相に迫る

本日は検証チーム最終報告会。

毎回自分のパートでは、3本の検討材料を提示してディスカッションする。

その1本は、昨日トレード対象リストに入れていた、マンションディベロッパーを生業とする「3271THEグローバル社」の業績予想下方修正。

3271THEグローバル社業績予想下方修正

なかなかゴッツい下方修正。

修正の理由は、戸建て事業の引き渡し戸数が計画に満たなかったとのこと。


これだけだと手を出せる銘柄ではないのだが、最近勉強している貸借対照表を眺めてみると興味深い数値があった。

第2四半期と、直近の第3四半期を並べて、資産の部の“販売用不動産”、“仕掛販売用不動産”の数値に着目。

第2四半期
資産の部 仕掛販売用不動産

第3四半期
資産の部 販売用不動産

販売用不動産が60.2億から32.6億まで急減していることがわかる。

文字通り捉えれば、即売れる物件の総量が減少しているといえる。


このことから、今回の下方修正は目先に売れる物件が減少したため発現したのではないかという仮説を考えた。


それでいて、仕掛販売用不動産は124.9億から134.1億に増加している。

つまり今後売るために準備している物件はむしろ増えている。


ということは、早急に売れすぎて目先の売る物件がなくなっただけなので、売る力や今後売る物件がなくなったわけではない。

ならば、未来の成長に対してはそれほど悲観的になる必要はないのではないかと考えた。


経験をお金で買おうと、とりあえず、直近半値ワンティック上の481円で指してみたが刺さらず。

結果はいったん下げた後、482円で切り返して488円で引けた。

3271THEグローバル社日足チャート

さて、自分のこの仮説は正しいのだろうか。

今日の検証チームの精鋭メンバー達に厳しいジャッジをお願いすることとしよう!