HighFAIトレードスクール第七期 第二講:実需と仮需、概念拡張検討会

昨日は小雨の中、トレードスクールの第二講を開催した。

前回の反省を活かし、時計を見ながら時間配分に気を遣う。


まずは前回やれなかった中で、どうしても身につけておくべき「抽象化思考」を30分くらいで講義。

技術のレベルは、突き詰めれば抽象化のレベルを意味するので、それを明示的にしっかり意識してもらう。


続いて、株価変動の本質中の本質「実需と仮需」。

トレードの実践に即した形で実需と仮需を定義、事例を交えながらできるだけ腑に落とせるように解説した。

オークファン日足チャート

株価と時間の変換関数を自分の脳に刻み込めれば、株価の見え方が180度変化するだろう。

トレンドラインを1本引くだけで、実需と仮需の握力が手に取るように理解できるようになる。

すぐには見えてこないだろうが、常に実需と仮需を意識して株価を眺めたりシナリオを組み立ててみよう。


後半は概念拡張検討会。

即効性のあるトレーディングエッジに紐付く経済用語を、ペアになった生徒が前に出て解説。

事前に準備してもらった概念拡張シートをなぞりながら、用語のポイントと考えられるトレーディングエッジを可能な限り洗い出してもらった。


解説の後は、他の生徒とのディスカッションタイム。

さすがに知らない言葉が雨あられのごとく降り注いだので、喧々諤々の議論とはならなかったが、それでも新しい世界を垣間見るワクワク感は感じてもらえたと思う。


今回の5つの用語を身につけるだけで、相当なトレーディングエッジとなるので、再度5枚のシートをしっかり復習しておいて欲しい。

シナリオの組み立て方は次回講義するので、そのパーツを自分なりに存分に組み立てて儲けのシステムに仕上げてくれ。


授業の後は、例のごとく生徒と連れだっての飲み会。

普段の生活では相手がいないため話せない、トレードのディープな会話がここかしこで展開されていた。

生徒の多くは関東圏外ながら、新幹線の時間をこちらが心配するくらいギリギリまで飲み明かした。


では、宿題は毎回ハードだと思うが、この一つ一つの積み重ねが常勝トレーダーへの一里塚なので、しっかりと気を張って頑張って欲しい。

次回も一緒にトレード脳をスパークさせ、そしてうまい酒を酌み交わそうぜ!