決算繁忙期を基準としたレジームスイッチング:需給の緩急の感覚から得た気付き

今日のレスポンストレードは4戦全敗。

自慢の損切りのテクニックを存分に発揮した1日だった。

皆様お楽しみの「6804ホシデン」も、恐怖に耐えながら手持ちの売り玉をのらりくらりと逃がし切れた・・・。

決算スケジュール

システムトレーダーはこういった場合、確率の揺らぎと考え、明日からも淡々と同じ売買を継続するのだろう。


だが、今は異常な状況からどれだけ多くの気付きを得られるかを重視している。

人生の貴重な1日を費やした経験を無駄にしたくないからだ。


今のレスポンストレードは、異常なギャップアップからの陰線を売りで取る手法をメインとしている。

たまに買いも入れることもあるが、ギャップダウンの買いは売りよりも難易度が高いため、相当な確信がなければ仕掛けない。


売買しながら感じるのは、どうも普段よりもギャップアップの程度が小さいということ。


連戦連勝だった頃は面白いように異常な価格が付き、それに飛びついた仮需を叩き売ればよかった。


だが、今はギャップアップはしても微妙な値段で寄り付き、その後さらに上値を追うことも多々ある。

これはどういうことだろうか?


考えられるのは、今が決算の繁忙期であるため、投資家の資金が分散すると同時に、大量の情報を市場が織り込み切れていないのでは?という仮説。

したがって、決算が良く理論株価が高くても、その株価まで寄り付きで到達できず、日中にその情報をこなし、結果さらに上値を追ってくるのではないだろうか。


この仮説が正しければ、今週までは180度レジームを切り替えなければならない。

決算スケジュール

他の決算に埋もれた地味な、それでいて良好な決算内容の銘柄を監視し、寄り付きがそれほど高くなければ静かに仕込む。

来週からまた閑散期に戻るので、情報をしっかり織り込んだタイミングで決済する。


上記カレンダーを見ればわかるように、幸い決算の繁忙期は定量的な判断が可能なので、レジームの切り替えはそれほど難しくない。

あとは経験と検証を通じて、2つのレジームに対応するトレード手法を確立することだ。


”楽勝だな、仮需狩り”と天狗になったタイミングでうまい具合にその鼻をへし折ってくれる。

相場の世界は本当に奥が深い!