トレードスクール第七期カリキュラム素案(3):第五講、第六講、第七講

引き続きカリキュラム素案。


第五講「トレードシステム構築の理論と実践」。

トレードシステム検証

一般的なトレードシステムは、帰納一辺倒のアプローチを取る。

帰納の方法によるシステムは、機械と人間が乱れ交うレッドオーシャンであるだけでなく、その合理性のなさから運用の心理的負荷もまた高い。

孤独な個人であればなおさらであり、世のシステムトレーダー達は、あの先の見えない暗闇の中で売買する日々にくたびれ果てていることだろう。


このスクールのトレードシステム構築は、演繹的アプローチからスタートする。

実需の存在をしっかりと確認した後、その後に彼らの腰の入った売買がどの程度のエッジを持つのかを帰納的に検証していく。


基本環境がそもそも強力なエッジを持つため、不確実性の高い、しかし己が信ずるオリジナルファクターにも大胆にベットできるようになる。

その実践を通した思考の遊びが重層化していくことで、自分自身が堅牢なシステムに成長していく実感を持てるようになるはず。


すなわち、機械が自動的に導き出したシグナルではなく、自分自身からわき上がる確信にベットする。

最強のシステムとはかくありなん。


その他、各種イベントエッジの解説やちょっと高度なテクニック、アルファ抽出の概念とその意味および実践への適用、実際のシステム構築実習など。


【第五講講義内容の参考目次】※内容はかなり変更する予定
・イベント・ドリブン
・株主優待
・公募増資
・公募増資の理論株価を用いたトレード戦略
・立会外分売
・立会外分売における貸借、非貸借銘柄の意味
・自社株買い
・自社株買いにおける2つの理論株価
・自社株買いの東証一部銘柄の憂鬱
・リキャップCB
・希薄化率の考え方
・浮動株比率変更
・年四回の浮動株比率変更は予見可能か?
・東証一部への直接上場
・関連銘柄の方がおいしい?
・TOIX、日経平均、JPX400(MSCI、FTSE等)組み入れ
・わかりやすい実需の存在
・IPOセカンダリ
・個人資金の需給からのシナリオトレーディング
・増担保
・テクニカル分析で用いる移動平均の期間が25日である必要が明らかに
・ユニバース選定
・アルファとベータ
・アルファ抽出
・演繹的に導き出すファクター
・ファクターの選択基準
・弱者連合が強者に化ける交互効果
・シンプソンズパラドックス
・実習
・検証内容
・対象イベント、期間、銘柄
・検証の注意点
・手は最高のインプットデバイス
・実施手順
・ファクターの尺度変換


第六講「特別講演」。

特別講師との懇談会

毎回超絶な人物をお招きしてお送りする特別講師による特別講演。

中には諸事情があり詳細を語れない方もおり、まさにこのスクールだけでしか拝聴することの出来ない内容となっている。

トレードの世界においては、本物はなかなか表に出てこないものだと実感させられることだろう。


現段階ではまだ未定であるが、今回も超絶な方をお招きする予定。

本気で高みを目指すトレーダーなら、トレード脳をガリガリにかき回されること間違いなし!


スクールOBは永久無料参加としているので、まだまだトレード熱が冷めていないOBは是非!

第七期生は、半端ない向上意欲を持ったOBとも親睦を深めるといいだろう。

当日は特別講師と一緒に盛大なパーティーを執り行うのでお楽しみに!


【第六講講義内容の参考目次】※内容はかなり変更する予定
・超絶な方の超絶講演!(※講師、内容共に未定)


第七講「検証結果発表/集合知トレーディング解説、実施手順」。

トレードシステム検証結果発表

第五講から特別講師の会を挟んで1ヶ月の期間、生徒達は頭をフル回転させてオリジナリティの高いシステムを完成させる。

その検証結果を、皆の前で発表、ディスカッションを行い、10人以上の異質な視点でそのエッジの源泉たる仮説の合理性およびシステムの堅牢性を徹底的に評価する。


客観的であろうとする姿勢は大切だ。

しかし、しょせんひとりの人間はひとつの視点しか持ち得ないため、厳密な客観を手に入れることはできないのだ。

だから他力を活用する。


同じ興味、同じ熱意の視線にそのシステムを晒せば、個人の甘い見積もりや盲点だった穴は相当程度修正されるだろう。

システムの堅牢性を担保する上で、これ以上の方法論があろうか。


この頃には相互に信頼関係も築けているので、特に試行錯誤の段階にある生徒は、すべてを出し切る気持ちで臨んでみよう。

さすれば、今まで経験したことのない圧倒的な気付きを得、そのシステムへの疑念は確信へと変わるはず。


その他、集合知が今注目される理由、集合知がひとりの天才を凌駕するための条件、組織が陥りがちな病理、マインドマップとKJ法の使い分けなど。


【第七講講義内容の参考目次】※内容はかなり変更する予定
・発表のタイムテーブル説明
・検証結果発表
・独自に考えたアイデア
・仮説の論理説明
・検証結果と考察
・他の生徒とのディスカッション
・集合知検証解説
・集合知(wisdom of crowds)とは?
・組織の意思決定
・集団的意思決定の病理
・社会的手抜き
・同調圧力
・少数派影響力
・集団極化現象
・過剰忖度
・病理的集団思考
・質の高い集合知を獲得する条件
・異質なメンバー
・コミュニケーション制御
・意見評価の一時停止
・悪魔の弁護人
・集合知検証実施手順
・ポストイットへの記載事項
・チーム分け
・マインドマップとKJ法
・共同作業のための環境整備
・発表の流れ


次回、第八講、最終講。



【トレードスクール第七期開催への道:BMI23=体重71kg目標】
体重)73.1kg
食事)朝:なし 昼:カフェラテ1杯 夜:豚肉1パック、鶏肉1パック、牛肉1パック、ビーフジャーキー一袋、豆腐1丁、焼酎1杯
運動)腹筋:20回×3セット 腕立て伏せ:20回×3セット


週末と言うことで、焼酎片手にローカーボな肉をほおばる。
が、以外と体重が戻っていた・・・。
食べた後すぐ寝たのが原因か、ウォーキングをやらなかった反動か?

残り11日で-2.1kg。