トレードスクール第七期カリキュラム素案(2):第三講、第四講

昨日に引き続き、カリキュラム素案。


第三講「投機と投資/実需と仮需」。

ポジションの保有期間が投機と投資を分かつ

ある意味、今回のトレードスクールで最もトレードの本質に迫る講義。

株を買って、後に売るという単純な所作の裏側に隠された真実を語る。


我々はいったい何をやっており、自分は何者で、敵は誰なのか?

我々がやっているのはは、投機なのか、投資なのか?

自分は、実需なのか、仮需なのか?

敵は、単なる脊髄反射するだけの集団なのか、情報を適切に消化しきった賢明なる集団なのか?

しかるに彼らは、集団としてどのような応答特性を持つのだろうか?

対する我々の対応策とはいったいどうあるべきか?


敵を知り、己を知れば、百戦危うからず。

最後にレスポンストレーディングの実例を踏まえた、具体的かつ詳細な解説を加える。


その他、身近な需給の実例、多変量解析やデジタル信号処理からのアプローチ、レスポンスマーケティングの手法など。


【第三講講義内容の参考目次】※内容はかなり変更する予定
・需要と供給
・最大値、最小値の思考実験
・なぜ効率的な市場にフリーランチが存在するのか?
・価値ある1Q84がブックオフ108円コーナーで投げ売られている理由
・古物市場で山盛り3000円投げ売られるビトンのバッグ
・古物市場で躍動する日系二世の川崎さん
・ソーシャルゲームの仮想市場におけるカード価格の決定
・デビアスのダイヤモンド市場支配
・ロスチャイルドの錬金術
・買い占めセドラー
・投機と投資、その定義
・実需と仮需を分かつのはポジションの保有期間
・実需が市場で形成するものと仮需が市場で形成するもの
・S/N比は仮/実比
・偏差平方和を最小化する単回帰直線の決定係数によってトレンドの堅牢性を評価する合理性
・トレンドラインが真に意味するものと、その正しい使い方
・テクニカル分析の可能性と限界
・連続複利計算のための対数変換
・主成分分析における固有知最大の第一主成分の意味とそれを捨て去ることの合理性
・説明力が微妙なのに、使いでのある第二主成分、第三主成分
・レスポンストレーディング
・100年の歴史を持つレスポンス広告
・なぜ凝りもせず“今だけ!”、“限定!”、“誰でも!”、“簡単に!”、“楽して!”が多用されるのか?
・レスポンス要素として日経新聞の記事を読む
・仮定法過去の世界を覗き見るABテスト
・なぜ広告の女性が笑うとき、白い歯を見せるのか?
・普遍的なレスポンスワード、テーマ性を持ったレスポンスワード
・電圧の応答特性アナロジー
・期待値を左右する最強の3ファクター、“仮需の蓄積度合い”、“実需の情報消化の程度”および“サプライズニュースの衝撃度”
・レスポンストレーディング実例
・基本は脊髄反射狩り
・売りと買いの非対称性に注意
・情報の消化速度による違い
・既存情報と新情報の差分を意識する
・おまけ:日経新聞の○○欄の○○なレスポンシブ要素は売り有利?


つづいて第四講「データからの情報抽出と知識発見の技法」。

トレードシステム構築のための資料の整理

「データ」と「情報」。

両者の違いを明確に説明できなければ、システムトレーダーを名乗る資格なし。


データを情報たらしめるのは人間だけに与えられた特権。

その特権を放棄する者が、日々進化を続けるアルゴリズムに勝てる道理はない。

人間が機械に勝てるとするならば、それは情報抽出の手法であり、知識発見の技法なのだ。


堅牢なシステムを構築する下準備を行うと共に、人間らしい豊かな思考法をも身につけてもらう。

そんな、渾身的裏テーマも持った豊潤な時間をご提供したい。


その他、情報理論、クラスター分析、ロジカルシンキング、質の高いアイデアの出し方、資料の整理の解説と実習など。


【第四講講義内容の参考目次】※内容はかなり変更する予定
・分析とは何か?、何のための分析なのか?
・データとは何か?情報とは何か?
・テクニカル分析とはデータの不可逆な縮約手法である
・データから欠落する情報を意識する
・アルゴを凌駕する!知識発見の技法
・情報理論の世界における情報の定義
・クロード・シャノンとエドワード・ソープ、天才達の意外な一面
・差異を見いだすための類似性評価
・クラスター分析から見いだすもの
・テンドログラムの実例
・差異は比較によってもたらされる、ならば資料とはいかにあるべきかは一意に決まる
・フレームワーク思考
・マッキンゼーコンサルタントの資料作成に対する半端ないこだわり
・差異を認識するための準備
・処理可能なチャンク数を意識する
・有用な情報のインプットとノイズ除去
・データの構造化
・構造化のための必要な、たった2つの思考ツール
・基礎分析資料作成手順
・アイデアを発散させ、後に収束させる
・ロジカルシンキングの落とし穴
・世紀末覇者が秩序形成に必要な理由
・エントロピー最大化の法則に抗う
・マーケティングコンサルタントの(本当に実践した)ロジカルナンパ術
・データクリーニング
・資料のチェックリスト
・集計の3要素
・グラフの5つの基本形
・データの尺度
・実習、発表


第五講以降は明日。



【トレードスクール第七期開催への道:BMI23=体重71kg目標】
体重)72.2kg
食事)朝:なし 昼:ストレートオレンジジュース1杯 夜:サイトイモ漬け1袋、チキン南蛮1個、納豆2パック、煮卵3個、豆腐1丁
運動)背筋:20回×3セット スクワット:20回×3セット ウォーキング30分

夜を食べたわりには自己新タイまで落ちる。
やはり昼の少しの炭水化物摂取かな。
これで脂肪燃焼が滞るようだ。
目標達成までは昼抜きを徹底すれば、夜はしっかり食べられるかな。