プロ棋士とプログラムとがガチで戦う電脳戦。
今年は3勝2敗で初めてプロ棋士が勝ち越した。
進化していくプログラムに対して人間が取った戦法は、“プログラムのバグを突く”ことだった。
ルールとして、各自が対戦するプログラムを、あらかじめ対戦するプロ棋士に貸し出すことになっている。
事前にプロ棋士が対策を立てている最中に、意図的か偶然かはわからないが、プログラム側が非合理な手を打つ場面があるので、そこに誘導して勝つ戦法を取った。
これまで負け続けだったプロ棋士がなりふり構わず勝ちに来たため、観衆からは批判の声も多い。
しかし、これもプログラムに勝つための立派な戦法だし、人間ならではの叡智だと思う。
トレードの世界でも、2010年5月6日、NYダウがわずか数分の間に1000ドル近く下落する、いわゆる「フラッシュクラッシュ」が起きた。
当初、誤発注など様々な原因が指摘されたが、調査報告書では「複数の要因が重なったためであり未だ明らかではない」とされている。
一説によると、高速取引(ハイ・フリークエンシー・トレーディング)と呼ばれる、システムによる高速かつ大量の取引を行うトレーダーやヘッジファンドといった参加者の一部がボラティリティの高まりを嫌い売買停止したことで市場の流動性が急速に失われたことが影響しているという指摘もなされている。
単体では完全無欠のプログラムが、それゆえに期待値不利なある一瞬に共振を起こした。
この一瞬のバグを突いて買い向かったトレーダーは、瞬時にして巨万の富を手にしたことだろう。
我々トレーダーは、進化していく一方のアルゴリズム取引との戦いを避けられない。
トッププロの羽生や森下はいろいろな理由を付けて逃げ回れるが、我々はそうはいかないのだ。
人間にできて機械にできないことは何か?
あらゆる人間の中で、最初にその問いに答えを出さなければならないのは、もしかしたら我々トレーダーなのかも知れない。
そういう意味では、人間が生きる意味、存在価値さえも問われてくる。
その極限の問いに答えを出すプロセスを楽しめるかどうか。
本物のトレーダーと偽物のトレーダーを分かつ分水嶺は、まさにそこにあるのかもしれない。
【トレードスクール第七期開催への道:BMI23=体重71kg目標】
体重)72.9kg
食事)朝:なし 昼:からあげ定食 夜:焼酎1杯、チーズ鱈1袋、ビーフジャーキー1袋
運動)腹筋:20回×3セット 腕立て伏せ:20回×3セット
昼はソーシャルゲーム会社の人達に誘われたので、さすがに断れずに一緒に食べる。
唯一の抵抗は、ご飯大盛無料のところを普通盛りで我慢したところ。