戦場の層の厚さこそが自分という人間を洗練させてくれる:梅原大吾のゲーム哲学に倣う

相場師の嫁対策


定期的に読み返している梅原大吾の「勝ち続ける意思力」より。

“僕はできるだけ流行っているゲームをするようにしている。みんなが好きな、その時々の王道と言われるゲームだ。流行っているゲームには強者が集まる。主戦場の最前線で戦うことを旨とする僕のような人間にとって、トップまでの層の厚さはたまらない魅力だ。“


自分は今年、株デビューイヤーということで、イージーモードのイベント・ドリブンを主戦場としてきた。

イベントの参加者は、厳しい制約と社内規定に従順な機関投資家や、優待欲しさになにも考えずに株を買う個人である。


よって、十分な検証を経たシステムであれば、驚くほどそのエクイティーカーブをまんまなぞってくれる。


確率的思考法のトレーニングとして定期的にゲーセンの麻雀をやっていることは昔書いた。

平日の午前中と土曜日の夜とでは、後者の方が勝ちやすい。


前者の時間帯はゲームに並々ならない熱意を持って取り組んでいる人間の割合が高いのに対し、後者の時間帯は暇つぶしにふらりとゲーセンに寄って遊んでいる人間の割合が増える。

よって、純粋に勝率を上げ点棒を積み上げたければ、暇つぶし人間相手に無双するのがよい。


だが、自分はトレードを通じて自分を上質に洗練させていきたいのだ。

株主優待のクロス取引で発生した逆日歩に青ざめるような弱者に10円を渡し、パンを買いに行かせ、“おつりは取っとけ”と言い放っている場合ではない。


ということで、来年に向けて、日経平均採用銘柄に少しずつ軸足を移していく予定。

天才トレーダー達とがっぷり四つに組んで、極小の収益機会を凌ぎ合う戦いをしてみたい。

梅原大吾が株のトレードをやっていたならば、きっとそうしたはず。


弱き者からカツアゲし、うたかたのごとき虚栄心を満足させるだけの人間の元には同じ思考の人間が群がる。

金の臭いだけに集まった人間は、その臭いが消え去った瞬間、蜘蛛の子を散らすように去って行く。


戦場の層の厚さこそが自らを洗練させ、洗練された人間の元にのみ洗練された仲間が集う。

そんな仲間たちと上質な時間を過ごしたい。


結果はトレードスクール第七期や来年リリース予定の新作教材に集う人達の質が示してくれるだろう。


“ダメダメ主婦の私でも一日たった5分で毎日がドカンと給料日!”などの妄言に導かれし金の亡者が蜘蛛の糸をつたって群がって来たなら、所詮自分もその程度の器だったということ。

そのときは田舎に帰って隠居し、実家の畑でも耕すべ。