株屋はあやしい:勝ちたければ世間一般の認識を所与として受け止めよう

相場師手帳

恒例の天才DRM青年のありがたいお言葉から。

「ネットビジネスはあやしい。本当に稼ぎたいのなら、その世間一般の視点を持つべき。なぜなら受け手の気持ちに応えるコンテンツを提供することでしか、ネットビジネスでは継続して稼げないのだから。」


11月末のわずかな期間、彼の極上のコンテンツ理論を学べる塾の募集があった。

ネットで稼ぎたければ必須で学ぶべき要素がふんだんに盛り込まれているのだが、感度よく情報をキャッチできたかな?

出来た方はおめでとう!

人間が持つべき最高峰のスキルである人心掌握の原理をガッツリと学ぶことができるだろう。


さて、上記の言葉に続いて彼曰く、“あやしさの前提には稼ぎの額の大きさがある。したがって、いくら声高に業界健全化を標榜したところで、稼いでいる以上世間一般の認識は変わりはしない。ならばそのイメージを所与のものとせよ”。


先日、銀座のクラブで働いていた過去により、テレビ局のアナウンサーの内定を取り消された女性のニュースが流れた。

一部には女性の肩を持つ空気もあるが、世間一般の視点を強く意識した場合、テレビ局側の判断は当然のものといえる。

いづれにせよ、こういった議論が巻き起こっている現状自体が、水商売に対するネガティブなイメージの存在を雄弁に物語る。


水商売もまた、実体はともかくとして、浮き世離れした稼ぎを得られるというイメージを持つ。

したがって、あやしさの前提を満たす。


トレーダーはどうだろうか?

いわずもがな、あやしさの前提を思いっきり満たしている。

“自分は志高くトレードに取り組んでいるのだ!”と世間一般に訴求したところで全くの無駄である。

むしろ情熱を持って訴えれば訴えるほど、善良な相手はドン引きするであろう。


現実を知りたいなら、試しに専業トレーダーという肩書きで都市銀行窓口に出向いて融資を申し込んでみるとよい。

“自分は株でこんなに儲けている。損益も安定しており、月次でマイナスになったことはない。シャープレシオはざっとこのくらい。手法は特定ユニバースでのレンジブレイクと株式優待やTOPIX組み入れを狙ったイベントドリブン。イベントドリブンというのは・・・”

そして、エリート行員が自分を見下す蔑んだ目、“アブナイ奴が来た”という弛緩した半笑いの表情をしっかりと観察することだ。


そのあやしさの現実を所与としたとき初めて、トレーダーとしての自分の立ち位置を理解でき、関わるべきターゲットの選定基準が定まり、そして通底させるべき信念が生まれる。

読者が勝つトレーダーを目指すなら、その世間一般の視線を受け止められるかどうか、クリアにイメージしてみよう。

出来た方はおめでとう!

人間が稼ぐ最高額を実現する環境と技術を、これからガッツリと学ぶことができるだろう。