意思決定を惑わすトレンドライン:高難易度な時間と価格の2軸のコントロール

投資教育教材作成中

しばらく時間をかけ、技を磨いてきたチャートリーディング。

一言にチャートを読むといっても様々な方法論が存在する。


自分の場合、データから有用な情報を抽出する原理原則に基づき、チャートに補助線を引くのみに特化している。

その原理原則は朝株トレード手法の特典に付けているので参考にして欲しい。


さて、補助線を引くとき、大きくは時間軸に沿って引く場合と、価格軸に沿って引く場合とが考えられる。

いろいろと試行錯誤していくと、価格軸は容易であるが、時間軸は非常に難易であることがわかってきた。

周期性や対等数値、変化日など、色々試してはみたものの、しっくりくるものがなかった。


恐らく、時間軸は銘柄ごとに固有のパラメータが存在するため、統一的な固定のパラメータでは揺らぎが大きいと考えられる。

事実、日経平均先物だけを売買するトレードであればしっくりくる値が存在するので、興味のある方は調べてみるといいだろう。


で、チャートに斜めに補助線を引く場合、すなわちトレンドラインを引く場合、この時間軸と価格軸の2軸を同時に意識しなければならない。

2変量を同時に処理して有用な情報を抽出するのは、長年データサイエンティストとしてご飯を食べてきた自分にとっても相当難易度が高い。


よく雑誌や投資セミナーで、業界の識者が事も無げにトレンドラインを引くシーンを見かける。

彼らは多変量からの情報抽出の秘奥義を究めているか、あるいは何も考えずにノリで引いているかのどちらかだろう。


自分もトレンドラインを意思決定に用いようとしたが、逆に混乱をきたしてしまった。

特に、確信を持って引いたはずのトレンドラインをブレイクされた場合、その後もトレンドは続くと判断し、再度引き直すのか。

それともそのトレンドは崩れたと判断し、しばらく様子を見るべきなのか。


このような状況もあり、エッジになるかどうかも不明瞭なトレンドラインを今は引かずに売買している。


突き詰めると何か見えるのかも知れないが、今時間を使う優先度としてはかなり低く評価しているので、真の究極を目指すステージに来たとき、再度研究してみよう。


(おわり)



PS.

以前、「理論株価への収束はエッジを持つか」を落札された方にも追加特典を提供します。

こちらのURLのID、PASS、追加特典送付先メールアドレスを問い合わせフォームからご連絡ください。

準備が整いましたら順次追加特典を、いただいたメールアドレス宛にお送りします。

締め切りは11月7日(金)となりますので、該当する方はお早めにご連絡ください。