HighFAI検証チーム最終ミーティング:仲間と共に自社株買いを収益の柱とする試み

先日10月25日(土)は、自社株買いをテーマとしたHighFAI検証チームの最終ミーティングを、観光客で賑わう築地にて開催した。


日々各自に与えられたタスクを毎週日曜日の夜にスカイプですり合わせ、次週のタスクを確定。

といった流れを3週にわたって行い、4週目に会議室を借りてのリアルミーティングという流れで進めた。


メンバー全員がスクールOBということで気心が知れており、システムトレードの下地の考え方も共有しているため、コミュニケーションやタスクの進捗はスムーズに進んだ。

参加者は、プログラマー、経理・会計のプロ、インフラ系会社社長と、各々に強みを持ちながら視点の独立性の高い、集合知を生み出すには最適なメンバーが揃った。


最終ミーティングでは、利益が出るところまで詰めたシステムからの発展を、特に制約は設けず、各々の考えで持ち寄ってもらった。

それらをひとりずつ発表してもらい、独立した視点で各自の持論をぶつけ合う。

シストレ検証チーム会議の模様

膝を突き合わせたつばぜり合いの中で新たに生み出されるアイデアの質、そして自分の頭の整理具合は半端ない。

ネット回線では伝達できない熱、気迫を感じるに付け、機械には到達し得ない、人間だけの固有の領域が存在するのではないかと、労働がコモディティ化していく現代に生きる我々に、一縷の期待を抱かせる。


その後、今後検証したいテーマや各自の課題を持ち回りで発表してもらい、お互いにアドバイスをし合う。

システムトレードの考え方を不動産投資へと展開する者もおり、大いなる盛り上がりの中でHighFAI検証チーム第一章は幕を閉じた。


長時間脳みそをいじめ抜いた後は、昭和の風情漂う韓国人が切り盛りする焼き肉屋で乾杯!

一足先に“忘年会コース”をじっくり堪能する。

とはいえ、皆大食らいだったため肉が足りず、社長の奢りで山盛りの肉を追加注文した。

皆頭脳も胃袋もおなかいっぱいになったところで締め、築地場外市場で別れを惜しんだ。


自分が裂帛の気迫で“これをやりたい!”と呼びかければ、その時点でシステムトレードに対して最高の熱を持ったハイレベルな仲間達が集まってくれる。

秒速の成長を望むトレーダーにとって、日本にこれ以上の環境はあるまいと、ひとりドヤ顔でほくそ笑む。

相場と孤独に向き合うだけでは決して手にできないキャピタルゲインが今、確かにこの手の中にある。


さて、次回はまだ未定であるが、下記のようなテーマを考えている。

・業績予想修正銘柄予測
とあるサイトで、第1四半期決算短信や月次決算データを使って、中間決算の業績予想上方(下方)修正を予測しているトレーダーがいた。
パフォーマンスは第三者的に検証され、その安定感は他のトレーダーを圧倒していた。
サンプルも多いイベントであることと、結果を出しているトレーダーがいる“解の存在”を鑑み、取り組む価値があるかと。


・多重ユニバースリターンリバーサル戦略
将来巨万の富を得ようとすれば、株主優待や一部昇格などのイベントだけでは資金をもてあますだろう。
先々を考えて、大型株で利益を得るための手法を確立したいところ。
巨額の利益を出しているトレーダーを観察していると、連動性のある銘柄の中で出遅れている株を狙って売買している者が多いと感じる。
となると、軸となるのはユニバース内の資金環流を仮定したリターンリバーサル戦略になるだろう。
ただ、単一ユニバースではエッジはほとんどないだろうから、複数のユニバースを多重に掛け合わせて、しっかりとした優位性へと昇華する。


・需給シナリオフレームワーク構築
需給に関わるデータや指標を使って、マクロからミクロへの需給の流れを把握する。
たとえば、”日本が買われている→株が買われている→大型が買われている→電機セクターが買われている→ソニーが買われている”といった流れを公表されているデータの裏付けを基に合理的に説明できれば、売買する銘柄の株価上昇を、相当な確度で見込めるのではないかというアイデア。


・VBAプログラミングスキル習得
システムトレーダー仲間を見ていると、やはり基本的なプログラム技術は必須だと感じた。
データ取得から検証、発注作業まで、一連の流れを自動化するスキルを共に身につける。
講師役でVBAが得意なプログラマーのOBがいればいいなぁ・・・とラブコールを送っておこう。


この会の主催が自分であるため、自分が興味のあるテーマになってしまうことはご了承あれ。


常に熱のある者だけでやりたいので、今後の募集は下記の方針で。

・メンバーは基本4人固定
・前回メンバーにテーマを提示し参加の意思を聞いて、参加意志のあるメンバーは優先的に参加可能
・空き枠が出た場合、こちらのブログで募集
・前回参加メンバーは次回のリアルミーティングに参加可能
・参加費用は、貸し会議室や飲み会などの実費負担のみ

参加は早い者勝ちなので、希望するスクールOBは案内を見逃さないように!


では、HighFAI検証チーム第二章、楽しみにお待ちあれ!